過度のストレスがもたらすもの

他人様から見れば全く気にならないような事が、当事者にとっては何気に忌々しき問題だったりする事がある。

ひと月程前の事だった。
リップグロスを塗る為に中途半端に開いた口から覗く前歯を見てギョッとする。え!?何!?この前歯!???(汗)

よーく見ると、右の前歯の先が微妙に斜めに磨り減っている気が・・・。どう考えても、一年くらい前迄は前歯の先は直線だった筈。この一年余りかなりストレスを抱えていた事もあり、就寝中に歯軋りでもしていたのだろう。嗚呼!!!ストレスって恐ろしいっ!!!

毛穴が見えるくらいの至近距離(顔から5センチ)にでも近付かれない限り、そして、余程歯を気にする人でもない限り前歯の磨り減りは判らない程度だが、自分的には猛烈に気になる。気になるから頻繁に前歯を見てしまう。益々気になる。そうなると、もう止められない。

磨り減ってしまった歯は、現状の歯を生かして磨り減った部分だけを修復する事は出来ない。よって、磨り減った歯を削ってセラミックを被せる事に。虫歯ではない健康な歯を削るワケだから、当然保険外診療になるワケで。

隣の前歯(こちらは以前から義歯)の具合もよろしくなかった事から、現在前歯2本を仮歯で過ごしているのだが、この仮歯生活、思った以上にストレスが溜まるのだ・・・。

先ず、当然の事ながら仮歯では噛めない。なので、食べられるモノがかなり制限される。パンも細かく一口大に切らなければならないし、固くて歯応えのある食べ物は食べられない。うっかり仮歯に食べ物が悪い角度で当たってしまうと仮歯が取れ、前歯の無い”思い切りマヌケな面”を見なければならない事になる。

おかげ様で、夕食は雑炊ばかり食べている。ちょっとしたダイエットにはなるかも知れないが、雑炊ばかりではやはり寂しい。春巻きのパリッとした歯応えや、レンコンのシャキシャキした歯応えや、ベーグルのムチッとした歯応えは当分”おあずけ”だ。

そう言えば、以前母が堅焼きせんべいだったかスルメだったかを食べて、下の歯のセラミックの歯をダメにして作り直した事がある。セラミックは瀬戸物と同じなので、この先余り硬いモノは食べられなくなるのだろう。

いや、それにしても。
歯は人の身体の中でも相当硬いパーツだと思うのだが、その歯が磨り減るのだから、ストレスって本当に怖い。思えば、この一年で白髪の本数も微妙〜に増えたような。嗚呼!ストレスってマジで本当に怖いわ!!!(泣)