お城の敷地で象を何度もチラ見する

MALENA2007-12-04

敷地の中には何故かサル山ならぬサル檻と、パオーンと鼻を伸ばした象。
「お城の敷地に何故象さん!?」と思った小田原城

以前、新幹線の車窓から小田原を通り過ぎる時にお城が見えた事を思い出す。小田原では先ず昼食を取るつもりだったのだが、お城は駅からそう遠くはなさそうに見えたので、フラフラと行ってみる事に。(でも、本当に見てみたいのは松本城。白×黒のコントラストがカッコイイ!)

小田原城は元禄16年に発生した地震により天守をはじめとする城内の各施設はほぼ倒壊消失してしまったんだそうで、今私がこうして象の存在を気にしながらも見上げている天守閣は昭和35年に復興されたものなんだそうだ。

お城の中は甲冑や刀や北条氏五代の肖像画や古文書などが展示されており、中には”鎖鎌”や”手裏剣”なんかの忍者っぽい武器や、火縄銃や1800年代?のスミス&ウェッソン社製の拳銃なんかも展示されていてついつい見入ってしまう。

天守閣から海を臨む。

海は遥か彼方まで続き、空はどこまでも広い。
歴代の城主たちは、何を思いこの風景を目にしていたのだろう。

昼食はフラリと入ったお寿司屋さんで「アジたたき定食」をいただく。

基本的に生魚が得意ではないので、ルール違反かも知れないけれども”ヅケ”状態でいただいたのだが、新鮮で程好く脂が乗ったアジは本当に美味しくてペロリと平らげてしまった(笑)

昼食を終え、駅前の鈴廣で揚げ蒲鉾を買い込み箱根登山鉄道に乗り込む。
穏やかな空気の中で、どこまでも青く広い空を見上げて(時に象をチラ見)美味しくご飯をいただく。

徐々に山奥へと進んで行く電車に揺られながら、不意にやさぐれてみるのも悪くないのかもな、とフと思った。

ところで。
あのお城の敷地にいた象、なんであそこにいるんだろ・・・!?(笑)