はてな空白の一年間に

はてな空白の一年間。
何をしておりましたかと言うと、寺院で働いておりました。
出家して尼僧さんに成った、とか修行していた、とかでは無く普通〜に寺院の職員として。

元々寺院を訪ねたり、宿坊に泊まったりする事が好きだった故、採用が決まった時は「これも仏様のお導き。これからは、心穏やかに勤めてまいりましょう」と、それはそれは粛々と決意をしたワケです。

んがーしかし・・・。
その決意から一年。契約の更新をせず寺院を辞めた私は、一年振りに晴れて!?無職の身となったワケでして・・・(泣笑)

住職さんは人格者で素晴らしい方ですし、お坊さんも皆さんお優しい方ばかりで。寺院と言う特性上、一般社会とは異なる事柄も多く戸惑う場面も多々あったりしたけれども、仕事そのものはのんびりとしていて良かったかな、と。

他の女性職員も、多少クセはあるものの基本的には心根の良い方ばかりだったんですが、一名どうしようもない「キチガイお局」がいたワケです・・・。ま、私が契約を更新しなかった理由はこの「キチガイお局」の存在以外の何ものでも無かったワケで・・・。

「最近何か面白い事ないの?」がコイツの口癖だった。
コイツにとって面白い事=他人の粗。コイツにとっての生きがいは、日々他人の粗探しをして、重箱の隅をこれでもか、これでもか、と突付いては罵声を浴びせ、怒鳴り散らして、下らない言い掛かりを付けてはチクチクチクチク相手を責める事。そのクセ、自分のミスには最大級に寛容。そして、食べ物に対する桁外れの「卑しさ」と、下品極まりない所作の数々。

こんな事の一体何が楽しいのだろう?50歳近い人間のする事か?御本尊様に対して恥ずかしいとは思わないのか?修行したワケでも、ましてや僧侶でもないのに何なんだ、大概にせーーーーーーいっっーーーーーーー!!!

こんな事が毎日のように続くと、流石に身体に変調をきたすようになっていた。
不眠、偏頭痛、慢性的な疲労感、手の痺れ、過食、等等。コレはマズイと思い近所の病院に行くと、原因はおそらく精神的なものだと言われ・・・。

そんな或る日の事。
会議用に指定されたお菓子を、指定された器に盛り付けていたらキチガイお局の罵声が飛んで来た。理由は、自分に断りも無く菓子を盛るとは何事か、と。
「誰がいいって言った、何様のつもりだ、何で言わない」を延々と繰り返すキチガイお局。

今の今迄、菓子を盛る時はキチガイお局にお断りするなんて決まりは無かった。それに、何時だってお菓子と器は遅くても前日迄には「これでよろしいでしょうか?」とキチガイお局に最終確認していた。それなのに延々と罵声を浴びせられるって・・・何?。

何か、もう・・・下らないにも程がある・・・。

そんな事が有り。
この日、私は契約の更新はしない事を心に決めるに至ったワケです。
ここ迄下らない精神を持ったキチガイお局と戦うなんて有り得ないし、こんな事は人生の修行に値しない。単なるキチガイの一人祭り。余りに次元が低すぎる。

寺院の仕事そのものは好きだったし、一般社会では経験出来ないような事もたくさん経験出来たし、残念と言えば残念なんですけど、ね。

退職後も、キチガイお局から健康保険証の強制返還(コレ本当は駄目でしょ?)や、離職票をなかなか出さない、しかも退職理由は自己都合と記入される、等のバカげた無意味な嫌がらせは多々あったが、もう「下らない」とさえ思う事も無かった。

まぁ、でも、何と言うか。
今は精神的にも身体的にも先ずは”休め”って事なんじゃないかと思う。それに、仕事を辞めたからこそ、友人の旅立ちを悲しみに暮れながらも見送る事が出来た様な気がする。

そうするよう、きっと何かが導いてくれたのかも知れないね。