壊れてます。ええ、壊れてますとも〜!

寺院で働いていた一年の間には、何気に色々な出来事があった。

昨年の冬、以前長く勤務していた会社が今年3月で廃業する事を知る。
退社する時、自分としては”持って3年”と予想していたので別段驚きはしなかったし、昨年の春に大々的なリストラをした事も聞いていたので「ああ、やっぱりね・・・」と思う。

最後迄会社に残ったのは、殆どが40代、50代の女性社員だったそうだ。
で、最終的に親会社に拾ってもらえたのは、20代前半の女性社員2名だけだったらしい。キャリアより若さ、か。いや、何とも世知辛い世の中だよな・・・。

会社が廃業した事には特別な感情は無いんだけれども、会社の存在そのものが無くなった事で、自分が遣り遂げて来た事なんかが全て「無」「零」になってしまったような、奇妙〜な感覚に襲われて・・・。

東京勤務最後の方はグダグダになってしまったけれども、私は理屈抜きに仕事が好きだった。別れや失恋とか辛い事があっても「よっしゃー!もっと仕事するぞーっ!!」って。目標に対して思い描いた通りの結果が出ると嬉しかった。

多分、根本的に自分が好きで興味がある事を仕事にして来たから、仕事が好きだったんだと思う。それ故に長い間ずっと突っ走って仕事をする事となり、結果「燃え尽き症候群」になってしまった、とでも言うか・・・。

長い間好きな事を仕事にして来られた自分は、つくづくラッキィだったんだと思う。ラッキィだった分、今になって何かと壊れちまったのかもな・・・(汗)

ま、でも。
壊れてしまったからと言って、必ずしも自分の存在が「無」や「零」になるワケでもあるまい。少しずつ、ゆっくりと直して(治して、か)行けばいいさ、きっと。