私の身体を流れる血の一滴までもが「女」である限り。

MALENA2005-02-13

どうやら酷く悲しい夢を見ていたらしい。
もの凄く「奇妙」な気分で目覚めれば既に午後。加えて夢見が悪かったのか、これまた酷い頭痛。取り敢えず雨戸を開けて、光を感じながら何か音楽でも聴こう。

テーブルの上に無造作に積まれたCDの中から、これまた無造作に取り出したのは「Shakataku REMIX BEST ALBUM」確か昨年の夏、チベットに行く直前に買ったCDだったと記憶している。夏の頃、友人と行った居酒屋で何気に「NIGHT BIRDS」が流れていて、妙〜に懐かしくなり購入したCDだ。

Shakatakuの曲を初めて耳にしたのは、確か高校生の頃だったと記憶している。私的に何となく感じた「オトナ感」きっとオトナの女は、こんなちょっとオトナな曲が流れるバーのカウンターで、カクテルを飲むに違いない!嗚呼!アタシも”とっとと”オトナの女になりたい!何て思ったものだった(笑)

Shakatakuの曲を聴くと、いつも思い出してしまうドラマがある。
男女7人夏物語」と「男女7人秋物語」嗚呼・・・これまた懐かしいなぁ(笑)私は断然「秋物語」の方が好きだった。その理由は・・・今になってみれば、ちょっと、いや、かなり「お恥ずかしい話」なのだが(笑)当時は「島村和枝」役の手塚理美に憧れてたんですね〜(笑)ロングのワンレングスの髪にボディコンのスーツにハイヒール。私も慌てて!?プライベートレーベルにボディコンのスーツやらワンピースやら買いに走りましたもん(笑)で、髪は元々ロングのワンレンだったので、ハイヒール履いて肩からはJ&Rかなんかの黒のキルティングのチェーンバック下げて通学してたあの頃・・・。おぇぇーーーっ!懐かしい(苦笑)と言うか、思いっきり「恥ずかしい過去」也・・・(苦笑)

今になっても時々思うが、何で私は子供の頃からいつだってオトナになりたがっていたのだろう?小学生の頃、将来は何になりたいですか?の「コーナー」では、研究者なんて言いながらも心の中では思いっきり「オトナ」って叫んでたもんなぁ(笑)テレビなんか見ていても、アイドルには決してドキドキしないのに「愛の水中花」を歌う網タイツ姿の松坂慶子にはドキドキしたくらいにして(笑)いいなぁ、と思うのはいつだって20代後半以上の女性だった。そんな思い込みの激しさ故か!?二十歳そこそこでシャネルのバックやアクセサリーを身に付け、ソニア・リキエルのニットなんかを着てしまう猛烈にトンチンカンな「コムスメ」だったりしたワタシ・・・(笑)ちょっぴり「笑える」過去があるって意外に楽しいモンですよね!?

ただ、どんなに「トンチンカンなコムスメ」だったとしても、私はそれで良かったと思っている。何故なら、ファッションする事に「年齢制限」なんて無いと思っているから。ガキやコムスメが所謂ハイソなブランドを身に付けるのも、オトナが所謂チープなファッションを身に付けるのも、躊躇う事なんてないもの。要は装いに負けていないかどうかだけ。必要なのは、スタイルや顔なんかじゃなくて、よ〜し!着てやるぞ〜!と言う「入れ込み過ぎない」気合だけなんじゃないかって思う。この「気合」私はこの先もずっとずっと持ち続けていたい。私の身体の中を流れる血の一滴までもが「女」であり続ける限りはね(笑)