空の青と大理石の白

MALENA2006-09-13

トルコのホテルでの朝食には必ずと言っていいほどオリーブの実が置いてあった。トルコの人は、オリーブの上に細かく刻んだ唐辛子とオリーブオイルをかけていただくんだそうだ。試してみたが、オリーブオイルをかけ過ぎさえしなければ美味しい食べ方である事に違いない。

トルコ3日目。
アイワルクを出発し、トルコ第3の都市であるイズミルを通ってエフェソスに向かう。街が終るとオリーブ畑そして街と言う風景が幾度となく繰り返される。冬になっても落葉しないオリーブの木。黄緑色の実は11月から3月迄の間に収穫され、黒色の実は2、3月から収穫されるんだそうだ。個人的にはブラックオリーブの方がコクがあって断然好きだったりするが。

オリーブ畑の風景に少々飽きていた頃、ローマ時代の遺跡であるエフェソス(エフェスとも言われている)に到着する。一つの迷いもない青い空と白い大理石のコントラストは何とも美しい。古代ローマの人々はこの美しい色彩の中で日々暮らしていたのかと思うと、ちょっぴり羨ましいような気がした。

古代ローマ時代のエフェソスの街には、大劇場をはじめ図書館や競技場や公共トイレや売春宿などさまざまな施設があったんだそうだ。恥ずかしがりや?の殿方の為に、人目に触れぬよう売春宿に行けるようにと図書館から通じる地下道があったらしい。むぅぅ(笑)

強い陽射しが降り注ぐ中、遠い昔からここにある大理石で出来た道を歩いてみる。古代ローマの人々も歩いていた道を、こうして自分の足で歩いているのかと思うと不思議な感じがする。遠い昔ここで暮らした人たちもオリーブの実を食べていたのだろうか?

〜余談〜
明日の夜から連休を利用して北の島に帰国する事にした。ジンギスカンは勿論食べる予定はない・・・(笑)トルコの旅の事は戻ったらまた書いて行きますが、正直旅の記憶が薄れてしまいやしないか心配だ・・・(汗)