〆は「新福菜館」の中華そば(並)で

MALENA2007-01-25

食事時ではない時間帯にもかかわらず、その店内は満席状態だった。厨房には威勢のいい声が飛び交い、中華鍋を振る音が途切れる事はない。次から次へと茹で上がる麺。次から次へとお皿に盛られる炒飯。

その猫の手の借りたいほど忙しそうなお店は、京都駅近くにある「新福菜館
aoiさんのところで写真付で真っ黒い色をしたスープの中華そばが紹介されていたのを見て以来、今度京都に行ったら絶対に食べるぞ!と思っていたのだった。

中華そば(並)を注文する。運ばれて来た中華そばはaoiさんの写真通り真っ黒い色をしている!何だか感激。それに加えて叉焼麺?と思うくらい叉焼が乗っていてちょっとウレシイ(小市民だなぁ・・・笑)先ずはスープを一口。見た目からするとしょっぱそう。どれどれ。あ・・・しょっぱくない!鶏ガラが効いていてコクがあって美味しい!やや太めの麺とスープの相性も良い感じ。スープが喉に流れた後に程好く残る醤油の風味も良い。叉焼も柔らかくて美味しい。嗚呼〜!シアワセ!今度京都に来た時も食べよう。aoiさん、ありがとうございました。

新福菜館」に来た時にはちょっとだけ夕暮れの色をしていた空は、お店を出た時には夕暮れと夜の間の色になっていた。そんな微妙な色をした空を背景にして見る京都タワーは、どことなく近未来都市の建物のようにも見えるから不思議だ。

京都駅では京漬物の他に、前回来た時に買って帰った「志津屋」の”和三盆クリームパン”が美味しかった事を思い出し、新幹線改札近くの志津屋で和三盆クリームパンも買う。このクリームパン普通のクリームパンよりも値段はちょっとだけ高いんだけれども、生地からはほんのりと和三盆(高級和菓子にも使われているお砂糖)の上品な味がして本当に美味しい。

何だか、今回も旅”も”食べまくってしまったなぁ・・・(笑)

冬の京都は確かにツンと底冷えのする寒さだったが、その寒さは東京のように風がヒリヒリと冷たい寒さとは違って、空気そのものがきりりと冷たい凛とした寒さで私としては好きな寒さだ。「冷たい空気っていいモンだな」と思いながら、すっかり夜の色をした空の下冷たい空気を頬に感じながら私は東京行きの新幹線を待っていた。